【映画】アベンジャーズ/エンドゲーム 〜見事に完成した異次元の世界〜
アベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame)
最強の、逆襲(アベンジ)へー。
令和初日に鑑賞。令和初鑑賞の映画となりました。
ネタバレはしないようにかなり意識してレビュー書きました。
MCUシリーズだとまともに鑑賞した映画は、初回のアベンジャーズとインフィニティウォーと今作くらいですが、それでも物凄く心動かされた。
確かにMCUをずっと追ってきたファンにとっては、もっとたまらなくて極上の時間であったことは間違いなさそうな内容。
もしこれから鑑賞される方でMCU追っていない方も、インフィニティウォーは鑑賞しておくとより入りやすいかなと思います。
観ていないと冒頭が何のこっちゃわからない可能性も!
それにしてもMCUは本当に現実にはない完全に別の世界を創り上げてしまいましたね。
しかも本当に何百年後かの未来に起こり得そうな世界を。
しかもこんなにあらゆるものを巻き込んで、緻密に創り上げていったのは、もうそれを実現させたというだけで凄い。
序盤にあらゆるキャラクターの布石を並べていき、それが中盤から終盤にかけて徐々に発散されていき、最後は本当に胸熱で感動的な幕引きだった。
ただの壮大なアクション映画に留まらない正義と正義のぶつかり合いと何かを選択するときの葛藤、大義と身近な生活のどちらをとるのか、の重い重い選択とその先にある絶対的に振り切った彼らの正義を思う存分堪能することができた最終作。
正義を考える作品では、どうしても人と人のぶつかり合いになりがちだと思うが、アベンジャーズでは人智を超えたもう一つ上をいったそれぞれの正義がぶつかり合う構造となっている。
国同士ではなく、地球とそれ以外の星という大きな世界観で、今自分たちが過ごす生活や周りの色んなものを考えたときに、やはり壮大すぎて思考が前に進まないのが普通だが、今作は見事にそれを形にしているのが圧巻。
イメージできるわけがない世界観を本当に重厚に形にしているのが凄かった!
終盤1時間くらいは色んな感情が行き来しまくってその置き所を見失ってしまっていた。
MCU作品をがっつり観ていなくても前のめりになるし、そもそもあんなに多種多様な個性、キャラクターを持ったヒーローが一堂に会して思う存分アクションしてるなんて、それだけでも見応えは十分にあった。
それなのにその一つ一つのキャラクターの描写も、MCU観ていない人向けなのか、ちゃんと描かれてあったから置いてけぼりくらわなくてよかった。
未来の想像し得ることができる世界と世界のぶつかり合いを見事に形にしていた作品。
映画として観るとディズニーよりも世界観と一体感がしっかりとしていて、あんなに大勢の方がハマるのはわかる気がする。
さすがにハマるのが遅すぎて全然追いかけ直すことはできなかったけど、エンドゲームでは、こんなミーハーでもちゃんと楽しめるように、構成してくれてるのは本当にありがたかった。
アベンジャーズが終わる。新たな希望のために。
まさにそのキャッチコピーがぴったりのラスト。
しっかりと丁寧に余韻残してくるところも抜け目がなかった。
アベンジャーズファンの方は自分なんかが言わずもがな鑑賞されると思うし、むしろもっと深く感動して語れることも多いと思うので、あえてそんなに興味がない、あまり鑑賞して来なかった人たち向けにレビューを書きました。
後者のような方もエンドゲーム、ぜひおすすめしたいです!
ミーハーでも楽しめるし、深く感動できて感化させられます。
できたらインフィニティウォーを観て、キャラクターも予習していくと、より楽しめると思います。
ぜひ劇場で堪能してください!
P.S.
Filmarksでこれだけのレビューがあって★4.7というのがえげつない!
こんなスコア初めて見た!
それだけでもう傑作具合を物語っている。